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執筆者の写真椎名市衛

剣道場床、雑巾がけが修行となる!

更新日:2018年9月11日

良い剣道場床工事は、杉無垢板で作ります。

そのメンテナンスは、なんといっても雑巾がけが一番。

その雑巾がけのことですが・・・



清掃は、心構え次第で、剣道の得難い修行となります。

例えば、

剣道場床を、雑巾がけすることによって、当然ながら全身運動鍛錬となって、準備運動の必要がありません。これは時間の節約になります。

また一斉に始め、一斉に終わることによって、協同の意識、和の精神が育まれます。

バケツの汚れた水を、植物に与えることによって、生き物へや自然への関心・崇敬する心が育ちます。

また、大勢でやりますから、自分はどの場所を担当すればいいか考えることによって、分担と責任の大切さ、気づかいの心が養われます。

さらに、どうすれば早く済ませることができるかを考えることで、段どりの大切さが身に着き、無駄を省く合理的視野が培われます。

邪魔な物を移動して拭き、元に戻すとき、どう配置すればいいか、美しいかと考えることによって、整理整頓の習慣、美的感覚が磨かれます。

他人の剣道場を、トイレまでも、我が家以上に綺麗にすることによって、差別の心が撤廃でき、平等・博愛の精神が生まれていきます。

そして、真剣に取り組んだ後の喜びを得たとき、労働の尊さが分かり、無心・無我の尊い悟りが得られます。


どうですか?


清掃は、取り組み方を心がけると、このように、稀に見る剣道の修行になるのです。

剣道場床工事を、疎かにしてはいけないと思います。


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